だいかく病院

精神科(認知症・もの忘れ外来)Psychiatry

初めて受診される場合は、基本的に予約をお取りいただいております。(※担当医師の常勤日)
電話で、総合受付にご相談ください。TEL:097-569-8860
ただし症状によっては、お受けできない場合もございます。

認知症の定義

認知症は、
単なるもの忘れではありません。

「久しぶりに会った人のことが思い出せない…」このような経験は誰にでもあります。
「もの忘れ」は自然な老化によっておこる「単なる歳のせい」で、誰にでも起こりえます。
一方、「認知症」は「病気」であり、単なるもの忘れではありません。

認知症の定義

もの忘れとの違い

もの忘れはなぜおこる?

脳の神経細胞の減少や機能の低下によっておこります。
年齢を重ねるうちに「もの忘れが増えてきたな」と思う方は多いのではないでしょうか。
これは脳の神経細胞の減少という免れることのできない老化現象の影響で、誰にでもおこる「もの忘れ」です。
このような、通常の老化による減少より早く神経細胞が消失してしまう脳の病気、これが『認知症』です。

『認知症』と『もの忘れ』の違い

認知症は、はじめのうちは歳のせいによるもの忘れとの区別がつきにくい病気です。
大きな違いの一つとして、認知症は体験のすべてを忘れてしまうのに対し、歳のせいによるもの忘れは体験の一部を忘れているという点があげられます。

老化によるもの忘れ

  • 体験の一部分を忘れる
  • 記憶障害のみがみられる
    (人の名前を思い出せない、度忘れが目立つ)
  • もの忘れを自覚している
  • 探し物も努力して見つけようとする
  • 見当識障害はみられない
  • 作話はみられない
  • 日常生活に支障はない
  • きわめて徐々にしか進行しない

認知症のもの忘れ

  • 体験の全体を忘れる
  • 記憶障害に加えて判断の障害や実行機能障害
    (料理家事などの段取りがわからなくなるなど)がある
  • もの忘れの自覚に乏しい
  • 探し物も誰かが盗ったということがある
  • 見当識障害がみられる
  • しばしば作話がみられる
  • 日常生活に支障をきたす
  • 進行性である

認知症とは

アルツハイマー型認知症

脳の神経細胞が減って、脳が小さく萎縮してしまうために症状が出るタイプ

脳血管性認知症

脳の血管が詰ったり破れたりして、その部分の脳の働きが悪くなる為に症状が出るタイプ

レビー小体型認知症

脳細胞に、レビー小体という異常な蓄積物が発生する事で症状が出るタイプ

その他の認知症

前頭側頭型認知症
クロイツフェルト・ヤコブ病による認知症
慢性硬膜下血種による認知症など

なお、脳腫瘍やビタミン不足などによる病気で認知症の症状が見られることがあります。
この場合は、原因となる病気を治療すれば、治る、あるいは症状が軽くなる事があります。

認知症の早期発見のポイント

もの忘れがひどい

  • 今切ったばかりの電話の相手の名前を忘れる
  • 同じ事を何度も言う
  • しまい忘れ、置忘れが増え、いつも探し物をしている
  • 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

判断・理解力が衰える

  • 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
  • 新しい事が覚えられない
  • 話のつじつまが合わない
  • テレビ番組の内容が理解できなくなった

時間・場所がわからない

  • 約束の日時や場所を間違えるようになった
  • 慣れた道でも迷う事がある

人柄が変わる

  • 些細な事で怒りっぽくなった
  • 周りへの気遣いがなくなり、頑固になった
  • 自分の失敗を人のせいにする
  • 「この頃様子がおかしい」と周囲から言われた

不安感が強い

  • 一人になると怖がったり、寂しがったりする
  • 外出時、持ち物を何度も確かめる
  • 「頭が変になった」と本人が訴える

意欲がなくなる

  • 下着を変えず身だしなみを構わなくなった
  • 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
  • ふさぎ込んで何をするのも億劫がり嫌がる

認知症の症状

認知症の症状

診断の流れ

1
本当に『認知症』かどうか調べる

患者さん・ご家族を対象に問診が中心に行われます。

  • 患者さんからの情報は『認知症』を診断するときの重要な目安になります。「問診に答える心構え」を参考に、症状をしっかり伝えてください。
  • 記憶障害や認知機能の低下を調べる検査をすることもあります。
2
原因となる病気は何か調べる

さまざまな検査を行うことがあります

  • 他の病気の有無をみるために・・・ 一般内科的診察/運動機能や腱反射検査などの神経学的検査など
  • 全身の状態をみるために・・・ 血液・尿検査・心電図・胸部レントゲンなど
  • 脳内の変化をみるために・・・ CT検査など

認知症の治療

治療のポイントは「薬物療法」「非薬物療法」「介護」の3本柱

認知症は、適切な治療によって症状の進行を遅らせることができます。

1
薬物療法

“認知機能障害に対する治療”と“行動・心理症状(BPSD)に対する治療”に分けられ、認知機能障害には主に認知症治療薬であるアセチルコリンエステラーゼ阻害薬が用いられます。
行動・心理症状には認知症治療薬や漢方薬の抑肝散のほか、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬などが用いられます。

2
非薬物療法

脳を活性化し生活能力を維持・向上させる目的で、リハビリテーションなどが行われます。
※当院の2階と4階に重度認知症患者デイケアがあります。

3
介護(ケア)

ご家族や地域は、ご本人が「いつでも、どこでも、自分らしく」暮らせるように支援を行います。介護の質が、病気の進行に影響を与えることがあります。

医師紹介

  • 大角 秀一

    会長・医師

    大角 秀一

    総合内科

    内科全般、糖尿病、心療内科、
    認知症、在宅医療

  • 和田 哲也

    理事長・医師

    和田 哲也

    一般内科

    内科、リウマチ、認知症、在宅医療

  • 大田 耕司

    院長・医師

    大田 耕司

    精神科

    精神科、認知症

  • 五阿弥 千雅子

    副院長・医師

    五阿弥 千雅子

    一般内科

    内科、認知症、禁煙外来、在宅医療

担当医師\曜日
大田Dr    

※予約制です。