7~8割の方々が見事に禁煙達成され『卒煙』されています。
喫煙は習慣ではなく『ニコチン依存症』という病気です。欧米ではニコチン依存症を「再発しやすいが、繰りし治療することにより完治しうる慢性疾患」とみています。当院でも禁煙外来を受診し禁煙に挑戦している方も増えてきており、7~8割の方々が見事に禁煙達成され『卒煙』されています。
健康保険等を利用して禁煙外来を行うための条件
ニコチン依存症は病気であることが認識されるようになり、一定の条件を満たせば、健康保険を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。
健康保険を使って禁煙治療を受ける条件
- 1
- ニコチン依存症の判定テストが5項目以上のもの。(※下記判定テスト参照)
- 2
- 35歳以上の者については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上であるもの。
例えば・・・1日:30本を20年吸ってる場合は、30本/日×20年=600となります
- 4
- 禁煙治療を受けることを文書で同意しているもの。
注)過去に健康保険で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日より1年経過していない場合は自由診療となります。
ニコチン依存症の判定テスト(※5項目以上が該当)
-
- 1.
- 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがあった。
-
- 2.
- 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかった。
-
- 3.
- 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなった。
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- 4.
- 禁煙したり本数を減らした時に(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、
手のふるえ、食欲または体重増加)以上のどれかがあった。
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- 5.
- 問 4 であった症状を消すために、またタバコを吸い始めたことがあった。
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- 6.
- 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっていたが吸ったことがあった。
-
- 7.
- タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても吸うことがあった。
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- 8.
- タバコのために自分に精神問題が起きているとわかっていても吸うことがあった。
-
- 9.
- 自分はタバコに依存していると感じることがある。
-
- 10.
- タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かあった。
あなたの禁煙を応援します!
禁煙外来では禁煙へ向けてのアドバイスや一酸化炭素濃度の測定、ニコチンパッチ(貼り薬)やチャンピクス(飲み薬)の処方を必要時に行いながら禁煙の成功を応援します。なお、治療にあたっては、『12週間』で『5回』の外来受診が必要となっております。5回の禁煙外来を終了した時点で、 禁煙に成功された方には『卒煙証書』をお渡ししております。
また、卒煙されていった方々から感謝の言葉を数多くいただき、スタッフ一同、ますます皆様の禁煙をサポートをしていきたいと思う気持ちが強くなっております。禁煙にチャレンジしてみようという気持ちがわいてきた方は気軽に医師・スタッフにお声をお掛けください。
禁煙サポートチームメンバー
指導医:五阿弥 千雅子
看護師:渡邉 しのぶ
認定指導者:吉川 美智子
禁煙外来の受診日について
- 禁煙外来の初診の方については、はじめに電話での予約診察となります。
- 診察時間は金曜日の午前11時~午後12時30分の間に行います。
- 初診時は、1時間程度診察に時間が掛かります。再診は30分程度です。
- 診療時間等ご質問がある方は来院前にお電話にてお問合せください。
医師紹介
理事長
五阿弥 千雅子
一般内科
内科、認知症、禁煙外来、在宅医療