だいかく病院

放射線部Radiology department

診療機器について

CTスキャンといった名前を聞いたことがありますか?

医療画像診断装置のひとつで、コンピュータ断層撮影装置(Computed Tomography)といいます。この装置は人体を輪切りにした状態の画像を作成して診断をサポートする事ができます。
一般的なレントゲン写真は臓器や器官・骨等が重なり合った平面画像ですが、CT画像は断面の画像で臓器等の重なりが無く臓器や器官を鮮明に表します。このため癌などの病気の早期診断に有効です。また近年は、3次元画像はもとより体のあらゆる断面画像が可能な装置が出現しました。

16列マルチスライスCT装置(東芝製)

当院では、患者様の検査時の負担軽減を最優先に考え、最新型のヘリカルCTスキャナを設置しております。
このCTは、高精細な精密検査が可能です。早期発見・早期治療により、患者様の豊かな暮らしをサポートします。
脳出血・脳梗塞・脳腫瘍・交通事故による頭部外傷から胸部疾患および腹部疾患にいたるまで、全身の診断に効果を発揮します。
詳しい検査内容は医師が説明致しますので、お気軽にお尋ねください。

CT

患者様に優しいCTです

  • 従来の装置に比べて、撮影時間が大幅に短縮され、息止めの負担が少なくなります。
  • 患者様へ開口部が大きく閉塞感のない優しい装置設計になっております。
  • X線による被ばくについても、高感度な検出器や最新の被ばく低減アプリケーションを搭載しており、従来の半分以上のも低被ばくなX線検査が可能となります。

多彩な臨床ソフトウェア

ラングボリュームメジャーメント(肺気腫測定ソフト)

ラングボリュームメジャーメント

このソフトは慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)のなかの肺気腫の状態を画像と容量(%)で表し診断をサポートします。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の8割は喫煙者である事が報告されており、喫煙外来等にも有用なソフトです。

体脂肪面積計測ソフト

体脂肪面積計測ソフト

このソフトは皮下脂肪と内蔵脂肪を色分けした画像と脂肪面積の定量をおこない、メタボリックシンドロームの判定をサポートします。

  • メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。ただし、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できます。