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院長のコラム


当院の院長が綴る、生活に役立つお話しやコラムのほか、日頃思うこと、また実践したこと、体験談など様々なメッセージをお届けいたします。
楽しみにしてくださっていると仰る患者さんもいらっしゃいますので、不定期ではございますが、この場を借りて発信してまいります。どうぞ、宜しくお願いいたします。

当院の院長が綴る、コラムやメッセージ

 

ながびく咳について

2016-12-20
最近、患者さんの外来診療で、咳が長引いて受診される方が増えています。3週間以上続く咳を遷延性咳嗽といい、8週間以上続く咳を慢性咳嗽と言います。

遷延性咳嗽の原因として細菌性副鼻腔炎、百日咳、肺炎クラミジア、マイコプラズマなどがあります。

慢性咳嗽の原因として
●感染性疾患によるものは、風邪などの後の感染後咳嗽、結核など アレルギーや免疫によるものは、咳喘息(喘息の手前)、アトピー喘息(アトピー素因があるもの。喘息には、なりません)、間質性肺炎など。
●耳鼻科的疾患によるものは、副鼻腔気管支症候群(副鼻腔炎で鼻汁がのどに降りて、刺激になり肺の炎症が長引き、咳が続く)
●気管気管支病変によるものは、腫瘍、結核、気管内異物(子供であれば、ピーナッツなど)
●その他の原因によるものは、胃食道逆流症、心因性習慣性咳嗽、薬剤性(降圧剤によるものなど、)慢性気管支炎などがあります。

胃食道逆流症は、胃酸がのどや鼻の後ろ(上咽頭)まで逆流してのどの違和感や、耳閉感などを来したり、げっぷや胸焼けを来します。欧米の報告では、慢性咳嗽の38-83%にこれが関与しているとの報告があります。内視鏡でみると、喉頭の後部の披裂部というところが、発赤している所見や、喉頭後部の粘膜肥厚がみられます。

咳は、肺の病変が原因となることが多いのですが、アレルギーなどが原因となって、のどの炎症による咳に加え、鼻の炎症を合併して鼻汁がのどの奥に流れて刺激になり咳を長引かすこともあります。 また、喘息になる手前の咳喘息になってステロイド治療が必要になっている方もおられます。
内視鏡下に気管粘膜の発赤がみられて、気管支炎の所見のある方もおられます。咳止めを飲んでいても、なかなか治らない咳は、いちど診察を受けられた方がよいと思います。

だいかく病院 院長より
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